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Shuttle SA76G2 改

S.PROGRAMS NET :: SA76G2 を NAS っぽく改造

キューブ PC がほしい

昨今の PC の高性能化によって、(自分的には) ATX マシンにフルで拡張カードを挿すような夢あふれる時代は終わりました。

ここ一年は、拡張カード類をほとんど処分して、AMD 780G の MicroATX マザー (GA-MA78GPM-UD2H) で、オンボードビデオ、 オンボードサウンドで暮らしていたのですが、何かきっかけは忘れたのですが、もっとコンパクトなキューブ PC に変えたいと思うようになりました。

思えば今の PC ケースは 6 年前から使っている UACC-3303-SLT という物で、中身は MicroATX に変わってもガワは大きな ATX PC です。 まあ、それなりに気に入っているから長く使っているケースでもあったのですが。

2010/07/12 記事アップ

で、Shuttle です

キューブ PC で探してみたところ、Shuttle の SA76G2 というベアボーンに、現在使っているパーツが「だいたい」移植できそうです。 チップセットは、使用中の AMD 780G の下位版の、AMD 760G です。「SA78G2」というモデルが存在すればもっと良かったのですが。

使用中のパーツ

ガワの見た目も好みです。まあ、世の中「写真写りだけはいい」ケースもあるので、Web の写真に過度な期待はアレですが、 Shuttle は PC ショップ店頭で見かけても作りはよさそうです。

手持ちのパーツの中で、HDD だけはそのまま移植できそうにありません。SA76G2 のベイは 3.5 インチシャドウベイが 1 つ、3.5 オープンベイが 1 つ、5 インチオープンベイが 1 つで、 5 インチベイを 3.5 インチシャドウベイに変換しても HDD は 3 台しか搭載できません。

SSD はケース内のどこかに絶縁して寝ころがしてしまえばいいのですが、SA76G2 のマザーボードには SATA が 3 ポートしか実装されておらず、 どっちみちそのままではドライブは最大 3 台までしか搭載できません。

RAID カード搭載+ベイを「自作」することに

このキューブ PC の写真を Web で探し回って、画像のピクセルと睨めっこして寸法を検討したところ、どうやらケース内部には、 HDD 4 台と、RAID カードを収納する「スペース」自体はあるようです。

SA76G2 で使われている Shuttle G2 シャーシは、カバー、フレーム、ドライブベイ部分に分割できる構造になっています。 このうち、ドライブベイのユニットを改造、というより自作すれば、HDD 4 台と SSD を装着するシャドウベイを作れそうな感じに見えます。 手持ちの SATA RAID カード (Adaptec 1420SA) も、ギリギリ入りそうに見えます。

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↑構想 上から見た配置図

まあ、実際には何か当たる部分があったりして取り付けできないかもしれませんが、どうしてもダメなら大容量の HDD を買いなおす気でポチリました。

届く

ポチって二日後にブツが届きました。夜に届いたので、とりあえずバラして観察だけして寝てしまいました。

明日にはメインマシンに別れを告げて、新しいマシンへパーツ移植になります。

組み立て

ベイユニットの製作が、この PC の組み立てで一番のポイントになります。組み立てに夢中で、写真はボケボケのテキトーなのしかありませんでした。

クリックするとボケボケ拡大写真が表示されます。Click to enlarge BOKE BOKE image.

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↑サイズ 150mm * 300mm、厚さ 1mm のアルミ板を用意しました。この板を曲げて穴を開けて、HDD と SSD を取り付けます。 カッターナイフと当て木だけで曲げられるか、ちょっと不安です。

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まずは、厚紙で型紙を作って、現物あわせで寸法を引いていきます。

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(G2 シャーシを使ってる人でないと文章では伝わらんかもしれんが、) 3.5 インチ HDD を縦に入れられるスペースは、左フレームから右電源まで、幅 130mm くらいありました。 HDD 1 台につきキリのいい 32mm のスペースを与えて、4 台で 128mm の幅をシャドウベイとします。 SSD は振動や発熱の問題がないので、一番左に適当に取り付け穴をもうけてそこに取り付けます。

こういう「メーカーが想定してない」工作をすると、もともとの設計の良し悪しが分かってくる気がします。 Shuttle のケースは、省スペースでありながら非常にスペース効率が高く、ケース由来で組み立てに困ることはありませんでした。 とくに、CPU クーラーのレイアウトはコンパクトですばらしいです。

何かモノを作っていると、部屋がすごい速さで散らかっていきます!

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↑型紙が完成しました。通販でポチッた電動ドリルドライバがなかなか届きませんw

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夜になってやっと電動ドリルが届きました。これで次工程に進めます。本番のアルミ板にケガキを入れて、ドリルで穴を開けます。近所迷惑?掃除機も使うし

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↑これが 1 時間後の写真です。イメージどおりに出来上がりました。ねじ穴はすべて直径 4mm です。

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↑3.5 インチ HDD 4 台の重量はかなりのもので、厚さ 1mm のアルミ板ではたわんでしまうと思います。 上面にステンレスのバーを瞬間接着剤で固定し、補強材にします。

HDD の反対側にも、(PCI スロットのフタに穴をあけて作った間に合わせの) 補強板をネジ止めして、強度を確保しています。

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ほぼ完成形です。ベイユニット+ HDD の単体写真は撮っていませんでした。それなりに壮観?でしたよ。

ベイユニットのフロントには、8cm ファンを取り付けられるようにしました。 このマシンは実験作ではなく、今日からメイン PC として使う実用品ですから、ぎゅうぎゅう詰めの HDD がアッチッチ → 死亡 (^_^) というわけにはいきません。 HDD は、今までのミドルタワーケース以上に冷えるように考えました。

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↑HDD と CPU クーラーのクリアランスは、そこそこあります。 コンパクトなキューブ PC ながら、サーバー専用ケースのようなストレートエアフローになりました。

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ガワを組み立てて起動してみました。フロントのベイ穴はフルオープンです。 防塵のため、というか見た目を整えるため、アルミメッシュを張っています。

フロントファンには Verax ファンを使いました。5V 駆動なので非常に静かです。 が、ファンの色が白いのでなんかひどく目立っています。デザイン的に、メッシュの後ろに白いものを配置してはいけないようで。 Verax ファンは PC 用では珍しい斜流方式がカッコいいので気に入っていたのですが、今回はちょっとカッコ良すぎなので別のに交換します。

ちなみに、光学ドライブはたまにしか使わないので、ThinkPad と共用で USB の外付けドライブを使っています。

修正修正

フロントの白い Verax ファンが目立ちすぎなので、翌日普通の黒いファン (RDL8025S) に付け替えました。

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↑このときに写真を撮り直したので追加。左サイドから見ると、HDD, RAID カード、SSD とぎゅうぎゅう詰めに見えます。 こんなに詰め詰めなのによく冷えていてしかも静音だと、嬉しくなってしまいます。

現在はオンボードビデオで使用していますが、SSD を別の場所に移せば、(これまたギリギリで) ビデオカードを追加できるようにしています。 ぎゅうぎゅうに見えて実はスカスカなのです。

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↑さて、フロントファンを黒いのに交換しました。これなら目立ちません。RDL8025S の 5V 動作なので、音も目立ちません。

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アルミメッシュはこうなっています。これをかぶせると、ファンはほとんど見えなくなります。

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完成! だいたいねらった通りにできました。

昔、フロントがすべてアルミパンチングの Power Mac G5 を見たときから思っていたのですが、 グリルの奥にファンがうっすらみえていて、それがゆっくり回っているのがシブいのです。

というわけで

Shuttle キューブの中でも小柄でかわいい G2 タイプの筐体に、旧メインマシンのクアッドコア Phenom と、2 組 4 台の RAID 0 HDD、Intel SSD のすべてのパーツが収まりました。

このキットは素性が良く、事前に想定したような困難はありませんでした。 とにかく CPU クーラーがジャマにならないのがありがたかったです。まるで付いて無いみたいでした。あれ、付け忘れて... いませんよ。

ビデオカードを差していないこともあり、250W 電源でも問題なく動作しています。 オプションで 300W の 80PLUS 電源もあるので、アップグレードにも対応できそうです。 Phenom X4 945 はキューブには消費電力が大きめかと思いましたが、冷却も全く問題ないようでした。 (まあ、フロントメッシュですし)

こんなよくできたオモチャ、もといベアボーンキットが、2 万円くらいで買えてしまうとかありえなすでした。 ちなみにアルミ板とかの材料費は 1000 円くらいでした。

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↑長らく使ってきた ATX ケース。しばらく眠ってもらいます。

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